鳥栖-徳島 前半25分、鳥栖MF原川(右)がPKを決めて先制する=徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(撮影・松岡蒼大)

 サッカーの第98回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会・Jリーグ主催、共同通信社・NHK共催)第4日は11日、徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムなどで3回戦15試合があり、J1サガン鳥栖はJ2徳島ヴォルティスを3-1で破って16強入りした。

 J2の山形が柏を2―1で破り、清水に1―0で勝った甲府とともにJ1勢から勝利を挙げてベスト16に進出。2回戦でG大阪を破った関学大(兵庫)はJ2の東京Vに0―1で敗れた。J1勢では前回覇者のC大阪はJ2金沢に快勝。鹿島は町田、浦和は松本のJ2勢を退けた。川崎は水戸とのPK戦を制した。

 ともにJ1の広島―名古屋は西日本豪雨の影響で延期となった。

 4回戦は8月22日にあり、鳥栖はヴィッセル神戸と対戦する。

鳥栖3-1徳島

 鳥栖は危なげない試合運びで3得点。格下の相手を振り切った。

 鳥栖は前半25分、左クロスで相手選手のハンドを誘ったMF原川が自らPKを決めて先制した。40分にはDF高橋祐がCKを頭で合わせて追加点を奪った。

 後半序盤は徳島が攻勢を仕掛けたが、全員で耐えた。22分にはゴール前でキープしたFW小野からパスを受けたFW池田が右足で押し込んで3点目。その5分後にクロス攻撃から失点し、終盤にも相手に好機をつくられたが、リードを生かして勝ちきった。

18日再開、リーグ戦に弾み

 鳥栖は3得点を挙げてJ2徳島に快勝し、18日に再開するリーグ戦に向けて弾みをつけた。先制点を挙げたMF原川は「勝てたことが何より大きい」とうなずいた。

 左サイドがうまく機能した。前半25分の先制点は相手選手のハンドを誘って奪ったPKからだったが、小野や田川と連動した動きで前線に駆け上がった原川のクロスがきっかけとなった。

 苦しい時間帯が続いていた40分にCKからDF高橋祐が打点の高いヘディングでネットを揺らしたことも、後半戦の躍進を期すチームの武器になりそうだ。

 得点につながった場面は、いずれも前線からのプレスで相手に圧力をかけ続けたことで生まれた。一方、3点を追う徳島の攻勢に遭った後半には、相手選手に寄せるタイミングがずれ、クロス攻撃から失点する場面もあった。

 「勝つことで勢いが生まれる」と意気込んで臨んだ一戦で、手応えとともに修正点も感じたイレブン。高橋祐は「一戦一戦が勝負。強いメンタリティーを持って臨みたい」と1週間後の湘南戦を心待ちにしていた。

サガン次戦=リーグ戦

湘南戦(18日午後7時、BMWスタ)

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