1回戦で有田工に破れ厳しい表情を見せる佐賀北の久保貴大監督(左から2人目)=みどりの森県営球場

 佐賀北は2007年に全国制覇した時のエースで、昨年就任した久保貴大監督が初めて夏の大会に臨んだが、有田工に惜敗した。佐賀北が初戦を突破できなかったのは5年ぶり。ほろ苦い“デビュー戦”となり、「1年間の指導の結果。勝たせてあげられなくて申し訳ない」と唇をかんだ。

 1-1と均衡が続いていたが、七回に先頭打者の出塁を許し1点リードされると、有田工打線が勢いに乗り、1死満塁に。主戦の小野佑月が4番打者を三振で抑えたが、「1ストライクを取り、2球目の直球が甘く入ってしまった」と小野。5番打者に二塁打を浴び、点差を広げられた。

 小野が入学した年に久保監督も佐賀北に着任。同じ投手で、時には高校や大学時代の経験を話してもらい、たくさんのことを学んだ。「未熟だったが、この3年間で成長できたと思う」と小野。

 チームは九回、土壇場で2点を返して意地は見せた。「先輩たちが築いてきた佐賀北らしい粘りを見せてくれた」と久保監督。泣き続ける選手たちに「この悔しさを生かさないと3年生に申し訳ない」と再起を誓った。

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