持ち寄った人形に思いをはせ、玉串を供える参列者=佐賀市の松原恵比須社

 家庭で大切にしてきた人形やぬいぐるみなどに感謝し、清めておはらいする「形代(かたしろ)・人形感謝祭」が10日、佐賀市の松原恵比須社であった。

 同神社に持ち込まれた約2千体の人形やぬいぐるみが、高さ3メートルほどの恵比須石像の前に並べられた。神事では人形に感謝する祝詞が奏上され、雅楽や、巫女(みこ)による神楽が奉納された。参列者は、厳かな雰囲気の中、持ち寄った人形へ思いをはせて、玉串を供えた。

 熊本県から供養に来たという50代女性は、「亡くなった義母が大切にしていた人形を供養した。参列し、心が落ち着いた」と話した。

 権禰宜(ごんねぎ)の藤田俊介(37)さんは「人形を持ち寄った方に代わり、感謝の気持ちを持って神事を行っている」と述べた。寄せられる人形やぬいぐるみの数は年々増えているという。

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