鳥栖への加入が決まったフェルナンド・トーレス選手(右)とサガン・ドリームスの竹原稔社長。背番号はAマドリード時代と同じ9番となる=スペイン・マドリード(c)S.D.CO.,LTD.

 サッカーの元スペイン代表FWで「エル・ニーニョ(神の子)」の愛称で知られるフェルナンド・トーレス選手(34)が、J1サガン鳥栖に加入することが10日、決まった。4月に同国1部リーグのアトレチコ・マドリードの退団を発表し、去就に注目が集まっていたが、サガン・ドリームスの竹原稔社長らが粘り強く交渉し、世界的スターを射止めた。背番号は「9」。15日に東京都内で入団会見する予定。

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  10日午前(現地時間)にスペイン・マドリードで会見があり、トーレス選手は「鳥栖を最も高い場所に上げるため、できる限りのことをしたい」と力強く抱負。竹原社長は「スペインの神の子をチームに迎えることができ大変光栄。この縁を大切にしたい」と語り、エースとしての活躍を期待した。

 トーレス選手がAマドリード退団を表明後、鳥栖のほか、米国や中国、豪州のクラブも獲得に動いた。5月30日にはJリーグの公式サイトで鳥栖がトーレス選手を獲得したと誤報を出し、Jリーグが謝罪。一部のメディアでは合意、破談の報道が錯綜(さくそう)したが、鳥栖入団が正式に決まった。

 鳥栖は2015年8月、Aマドリードを招いて国際親善試合を開催。トーレス選手はベストアメニティスタジアム(鳥栖市)のピッチに立った経験があり、交渉をスムーズに進める要因にもなった。

 Jリーグの夏の選手登録期間は20日から。トーレス選手のデビューは最短で22日のベガルタ仙台戦(午後7時・ベストアメニティスタジアム)になる。チームには蔚山(ウルサン)(韓国)に期限付き移籍していた豊田陽平選手(33)も復帰しており、強力な攻撃陣で後半戦の巻き返しを図る。

■世界の至宝を歓迎

 佐賀県の山口祥義知事の話 興奮している。世界の至宝がサガン鳥栖に仲間入りすることを心から歓迎する。これからの活躍を県民とともに応援していく。

■フェルナンド・トーレス

 アトレチコ・マドリードの下部組織で育ち01年にプロデビュー。リバプール、チェルシー(ともにイングランド)ACミラン(イタリア)でもプレーした。スペイン代表としては10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で優勝を経験。13年コンフェデレーションズカップでは大会最多の5得点で準優勝に貢献した。186センチ、78キロ。34歳。

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