Cygames佐賀ビルの完成図を持つ近石愛作取締役管理本部長(中)と山口知事(左)、秀島市長=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 スマートフォン向けゲーム開発最大手のCygames(サイゲームス、本社・東京)は9日、佐賀市のJR佐賀駅東側に19年12月に完成させる自社ビルの概要を発表した。開発中のゲームの不具合を調べる「佐賀デバッグセンター」を20年2月に開設する。同社最大のデバッグ拠点に育て、コスト削減と雇用の安定確保を目指す。

 新ビルの名称は「Cygames佐賀ビル」で、鉄骨4階建て約4655平方メートル。佐賀市栄町にある県有地を4億3600万円で購入、19年2月に着工する。2~4階がデバッグセンターで、最大500人働けるスペースを確保する。1階は飲食店などを誘致する。駐車場は120台。

 デバッグ施設は昨年7月に駅南側のアイスクエアビルに開設し、現在の従業員は約60人。20年までに120人体制とする予定だったが、優秀な人材が確保できているため200人に拡大。22年までに300人にして、東京のデバッグセンター(約130人)を上回る拠点にする。現行で約500人に外注しているデバッグ業務を自社で行えるようにする。

 アイスクエアビル内のデバッグ施設を移転集約するか、2拠点体制にするかは未定。

 佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で9日にあった立地協定の締結式で、山口祥義知事は「わずか1年で自社ビルを設ける決断の早さに驚かされた」とあいさつ。近石愛作取締役管理本部長は「佐賀は他社と競合が少なく、人手不足の今も優れた人材が採用できる」と自信を見せた。

 同社の売上高は17年9月期で922億円。昨年4月に県や佐賀市と進出協定を結んだ。

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