約1400度まで熱して溶けた鉄を型に流し入れる生徒=佐賀市の佐賀工高

 佐賀市の佐賀工高機械科の3年生39人が21日、キューポラ(溶解炉)を使った溶解・鋳造実習に挑戦した。生徒は役割分担して約1400度まで熱した液体状の鉄を鋳型に流し込み、連携作業と安全確認の大切さを学んだ。

 鹿島市の東亜工機に勤めるものづくりマイスター・渕上正徳さん(51)らから作業の手順や注意を聞き、熔解炉に鉄くずや燃料となるコークスを投下し火入れした。

 熱してオレンジ色に溶けた鉄が炉から流れ出ると、生徒はひしゃくを使って運び、大きな声を掛け合いながら安全を確認し慎重に鋳型に流し込んだ。鋳造した鉄は、現1年生が来年度の実習でやすりや穴開け加工をして製品に仕上げる。

 来春から建設機械メーカーに勤める犬塚敬太さん(18)は「普段は半分以下の温度で実習していたので、いつもより安全に気を使った。みんなとうまく連携が取れた」と話した。12月8日にも同科40人が実習に取り組む。

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