佐賀南署などの合同災害警備訓練。ドローンから浮輪を投入し、川に落ちた人を救助した=佐賀市の嘉瀬川河川敷

 河川が氾濫する水害の発生を想定した訓練が2日、佐賀市の嘉瀬川河川敷であった。佐賀南署、佐賀北署、小城署の3署で連携して訓練をするのは初めてだという。小型無人機「ドローン」や船艇(ゴムボート)を使った訓練を行い、警察官の災害対応能力を高めた。翌日(3日)に台風7号の県内接近が予想されていたため、訓練はより実践的なものとなった。

 訓練には警察関係者約50人が参加し、測量・設計コンサルタント会社「島内エンジニア」がドローンの操縦を担当した。訓練は大雨で嘉瀬川が氾濫し、付近の住民が溺れているという想定で行った。小型ドローンで空中から現場情報の収集をしつつ、大型のドローンで浮輪を運び、救助対象者に届けた。空中から撮影することで、指令担当から現場に指示が出しやすいなど、ドローンは救助活動に効果的だという。

 しかし、ドローンは防水面や、バッテリーの持ち時間など、本格的な実践導入には、まだ課題も残る。佐賀南署の松尾直義警備課長は「がれきの中に埋もれて見えない人を、体温で感知できるようなドローンもある。今後、民間と協力しながらドローンの実践導入を目指し、救助活動に役立てたい」と話した。

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