ホワイトボードはすべて手作業で制作した=佐賀市白山の佐賀商工ビル

佐賀銀行の窓口へ届けた虹の会の山津美智子会長(左)、佐賀銀行の陣内芳博会長=佐賀市唐人の佐賀銀行本店

 佐賀市の要約筆記サークル「虹の会」(山津美智子会長)は難聴者との会話に役立ててもらおうと、持ち運び用ホワイトボード200部を佐賀銀行や県の福祉課、18市町の窓口に届けている。昨年8月に佐賀銀行の助成10万円を受けて取り組み、山津会長は「受け付けの方や行員さんが声掛けする時に使ってくれるとうれしい」と活用を呼び掛けている。

 要約筆記は、話した内容を要約して書き伝え、難聴者が情報を知るための手助けをする。ホワイトボードは、さまざまな人たちが出入りする窓口や、コミュニケーションに戸惑う人たちに向けて制作した。副会長の山本紀子さんは「難聴者が1人で出歩くのは不安もある。街中で話しかけられても、『耳が聞こえない』と伝えると、すぐに立ち去られることがあるという。コミュニケーションの取り方を知ってもらえたら」と話す。

 虹の会は、30~70代のメンバー約15人で活動している。「利用者の声がなかなか上がってこない」と山津会長。「要約筆記を使うことを恥ずかしがる人もいる。要約筆記の派遣を知ってもらうよう呼び掛けて、ぜひ利用してもらいたい」と話す。問い合わせは県聴覚障害者協会の手話通訳者等派遣窓口、電話・ファクス050(7501)5646。

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