パソコンのワードソフトの使い方などを学ぶ受講生たち=基山町の基山モール商店街協同組合事務所

 情報通信技術を活用して、インターネット上で仕事を受注する新しい働き方を学ぶ講座が基山町で開かれている。主婦を中心に町内外から20人が受講。子育てや家事と両立できる自分に合った働き方を身につけようと、情報機器やアプリケーションの使用方法習得に励んだ。

 研修会は町商工会が「ローカルシェアリングセンター事業」として主催。1回2時間の講座が週2回、11月から2月まで全24回ある。企業がインターネット経由で仕事を発注する「クラウドソーシング」に着目した取り組み。総務省の2015年度版「情報通信白書」によると、13年度に215億円だった市場規模は18年度に1820億円まで成長する見込みだという。

 21日は第3回講座があり、受講生はパソコンのワードソフトを使って課題の文章を早く、正確に打ち込む作業に取り組んだ。受講期間中に仲介業者のウェブサイトに登録し、インターネット上の記事執筆などの仕事を受注することを目指す。

 結婚を機に同町に移り住んだ主婦の江藤裕子さん(32)は、「在宅の仕事であれば、育児とバランスが取りやすい。もともと東京で広報の仕事をしていたので、そのスキルを生かせれば」と意気込む。

 町の委託を受けて講座を開いているNPO価値創造プラットフォーム(佐賀市)の石崎方規代表(49)は、「働きたくても働く機会に出会えていない人材という“資産”を、ローカルシェアリングは価値に変える。一人一人の成功体験が重なれば、魅力ある地域作りにつながる」と話す。

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