エミューを間近で観察しながらスケッチするピクファ利用者=基山町のエミュー飼育場

 基山町の障害福祉サービス事業所「ピクファ」による同町観光名刺のデザイン作成が21日、始まった。同事業所の利用者9人がエミューの飼育場や基山などの町内の観光スポットを巡回し、デザインの素材となる風景などをスケッチした。

 ピクファは、知的障害やダウン症患者らが利用する就労継続支援B型事業所で、デザインやアート作品の創作活動が“仕事”。トートバッグなどオリジナルグッズの販売のほか、企業とのコラボも実施し、好評を得ている。

 名刺は、基山町をPRできるデザインにしたいと同町観光協会(田口英信会長)が発注。スケッチに出発する前に、田口会長が「基山にはたくさんの観光資源がある。皆さんのアイデアで資源を生かせるデザインを考えてほしい」と期待した。

 この日はエミュー飼育場、基肄城水門跡、基山、大興善寺の4カ所を巡った。エミュー飼育場では、管理者である「きやまファーム」の職員の案内で飼育場の柵の中に入り、間近でエミューを観察。細かい部分までしっかり見ながら、スケッチブックにペンを走らせた。ポップな作品が得意な篠崎桜子さん(23)は「エミューはつぶらな瞳で、フォルムもかわいい。みんなに愛されるデザインにしたい」と意欲を見せた。

 利用者はこの日のスケッチを元に、数種類のデザイン案を作成する予定。名刺は7月中旬に完成し、町民らが利用できる。

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