「表現と空間と言葉」展に出展する学生たち=佐賀市本庄の佐大美術館

 佐賀大学芸術地域デザイン学部の学生有志が自主企画したグループ展「表現と空間と言葉」が21日、佐賀市の佐賀大学美術館で始まった。同美術館をもっと活用しようと、5組の学生が自分たちの表現を作品にぶつける。29日まで。

 今年5周年を迎える同美術館を学生が活用したいという有志が、大学での成果を表現する実験と実践の場として企画。表現する学生と学芸員として解説する学生が、制作から展示まで連携する。

 前田沙綺さん(3年)の「隣」は、友人らから集めた撮影に失敗した写真199枚を敷き詰め、偶然の面白さが浮かび上がる。石丸圭汰さん(同)は線の表現の可能性を見せる「ループ」。岡山空知さん(同)と高橋健悟さん(同)による「Ni」は、滑車の釣り合いに、バランスを取り合う社会を重ねる。

 江越未悠さん(2年)の「時を刻む」は、織物の体験から労力と物の価値を実感してもらう。田中壮一さん(3年)の「魅惑する瓶(かめ)」は、ストレスを吹き込んだ風船をオブジェに入れてもらい、参加者が作品を形作っていく。

 出品した石丸さんは「5組それぞれの個性を見てほしい」と呼び掛け、「今後も学生が美術館の活用を盛り上げたい」と意欲を見せる。23日午後2時から、学生と参加者によるトークイベントがある。

このエントリーをはてなブックマークに追加