黒川憲一代表(右)から認知症の特徴や接し方を学ぶ6年生=伊万里市の南波多小

 伊万里市の南波多小で24日、6年生25人を対象に「認知症キッズサポーター養成講座」が開かれた。講話を聞いて病気や症状を理解し、どう接すればいいかを考えた。

 伊万里地区認知症の人とその家族の会(通称・ひまわり会)の黒川憲一代表(75)が「認知症は脳内の記憶の細胞が死んで発症する病気」と定義し、もの忘れや理解力低下、不安の増大などの症状を列挙。「現在は進行を遅らせる薬しかない。周辺の接し方で症状がひどくなったり、和らいだりするので、接し方が薬と言えるかもしれない」と語った。

 映像で接し方の事例も学習。ポイントとして「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の三つの“ない”を覚えた。

 受講した児童は「周りが優しく接してあげることが大事だと思う」「今日学んだことを生かして、行動したい」などと話していた。

 南波多地区の民生委員・児童委員ら約20人も参加した。厚労省の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)は、小中高校でのサポーター養成講座を推奨している。伊万里市では10月に大川小5年生を対象に開かれ、これで2回目。

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