■堀内組(長崎県佐世保市)

 耕作放棄地の解消や人口流出といった地域課題の解決につなげようと、住民を巻き込みながらオリーブを活用した活性化に取り組む。植樹、苗木提供、商品開発を進め、将来的には観光分野と連携して地域発のコミュニティービジネス創出を目指す。山下功三社長(75)は「新規就農や観光振興に結び付け、地元が元気になる環境をつくりたい」としている。

■熊本製粉(熊本市)

 小麦粉や米粉などの将来的な需要減に備え、海外への販路拡大を図っている。小麦粉はすでに、パンや菓子などの需要が増大するアジアで採用され、売り上げを伸ばしている。米国の「グルテンフリー市場」にも参入し、米粉やミックス粉を紹介。海外事業部の春田康詔さん(44)は「粒子の細かさ、均一性という品質の高さが武器。十分競争できる」と話す。

■つるみね保育園 (鹿児島県鹿屋市)

 「9割のアナログ保育と1割のデジタル保育」をテーマに、豊かな自然での遊びとデジタルを融合した保育に取り組む。テレビ電話を通し、海外在住者と英会話する「グローバルタイム」、家庭の写真を使い園児がタブレット端末で発表する「プレゼンタイム」などがある。杉本正和園長(55)は、保育・教育へイノベーションを起こすことを目標に掲げる。

■かごしま魚市場実行委員会 (鹿児島市)

 毎週土曜早朝に、鹿児島市の魚市場を巡るツアーを開催している。外国人観光客に好評でガイドブック「ロンリープラネット」にも掲載された。きっかけは九州新幹線の全線開業。大手ホテルチェーンの進出により、宿泊客減に悩む地元ホテルの経営者が団結して取り組んだ。橋本龍次郎委員(52)は「鹿児島の新たな観光資源として集客増につなげたい」と話す。

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