高品質の衣料などを適正な価格で提供する通販サイト「ファクトリエ」について説明するライフスタイルアクセントの山田敏夫社長

■「日本製」再興つなげたい

 ライフスタイルアクセントは、アパレル工場直結ブランド「Factelier(ファクトリエ)」を2012年に立ち上げた。技術力に優れた国内約40の工場と直接提携し、洋服や革小物、バッグなどを多言語に対応する自社のネットショップで販売している。

 「世界に誇る“メード・イン・ジャパン”の商品を、適正な価格で消費者に届けたかった」。山田敏夫社長(34)は全国各地にある縫製工場などに自ら足を運び、工場との信頼関係を築いてきた。

 事業の特徴は工場の技術力を最大限に生かす点にある。商品は、デザインから販売まで共同で企画。ICT(情報通信技術)を駆使した製造直販体制により、流通の中間マージンが発生しない。さらに商品の販売価格は工場が決める。工場の利益を確保しつつ、消費者から選択される商品開発を促す仕組みになっている。工場名を商品タグに入れるのも、作り手のモチベーションを上げる画期的な取り組みだ。

 「価値ある本物しか世界では通用しない。ものづくりの熱い血と技術で、日本の工場を復活させたい」。先進国の工場の多くが新興国へ移転する現代、山田社長の挑戦はアパレル業界で際立っている。

 ◇山田敏夫社長の話◇

 期間限定で海外に実店舗を出すなど、世界展開に走り始めたところ。(受賞は)身が引き締まる思いです。“買い支え”という文化を大事にしながら、メード・イン・ジャパンの再興につなげたいですね。

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