『101人の妊婦裸写』を発行したやまぐちゆかさん=佐賀市の保育園ひなた村自然塾

 妊婦を撮影した写真集『101人の妊婦裸写』を発行したフォトグラファーのやまぐちゆかさん(40)=佐賀市=が8日、佐賀市の保育園ひなた村自然塾で「命~起きることすべての意味~」をテーマに講演した。

 やまぐちさんは2011年、10カ月胎内で育てた長女を死産。「みんなに死産を伝えると困らせるから、話すことができなかった。」と悲しみをこらえていた当時を振り返った。

 その後、長男を出産し、ベビーマッサージ教室で出会った母親と赤ちゃんの幸せな表情を写真に収めるようになった。長女の存在が気になり、“妊婦のためのママフォトグラファー”をひらめいた。

 やまぐちさんは「死産経験者は少ない。自分の経験を写真を通して、発信することが役割だと思った。今があるのが長女のおかげ」と話し「身に起こる出来事は乗り越えられるから。出来事には全て意味がある」と話した。

 2人の子どもがいる石丸佳代さん(42)=佐賀市=は「自身の妊娠中を思い出した。切迫早産で産まれた子どもがいて、命の大切さを改めて考え、涙が出た」と話した。

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