授業で栽培した野菜や太良町の地元食材などで作られた朝ごはんに、おなかも心も満たされる=2016年2月、太良高

 太良高の始業時刻は9時半だが、この日ばかりは生徒たちが1時間も早く登校する。学校に絶品の朝食が待っているのだから-。

 同校では、生徒たちに朝ご飯の習慣を付けてもらおうと、太良町食生活改善推進協議会の協力のもと「朝の給食」提供を行っている。16年前、“朝飯抜き”の生徒数が全体の3割超となったのをきっかけにスタート。数年続いた後に一度途絶えてしまったが、おととしから復活した。

 今年2月に行われた朝食会では、協議会メンバーが前日に仕込みを済ませ、当日朝7時から準備。地元特産品のほか、同校の体験授業で栽培された大根やサツマイモなどを使い、彩り豊かなメニューをそろえた。8時半から提供が始まると、希望者約70人が次々と会場の教室に入り、朝食に舌鼓を打った。残飯はほぼ無く、どの生徒も完食する人気企画だ。高2年を対象に朝食習慣の有無を調査した結果、2014年度は63.9%だったが、15年度は79.6%に上昇。この数字には、朝食会の効果が多分に影響しているに違いない。(マキ)

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