名古屋工業大は27日、認知症の高齢者などが徘徊(はいかい)した際に、スマートフォンを使って捜すシステムの実証試験を愛知県大府市で行った。徘徊者が持った機器からの電波をスマホが受信して位置を特定する仕組み。機器は衛星利用測位システム(GPS)を使わず、約5グラムの小型化と約1年の電池寿命を実現した。

 大府市内の市街地200~300メートル四方を試験範囲に設定、機器を持った人を専用のアプリを入れたスマホで学生が捜した。実験では16個の固定受信機を店舗の雨どいなどに設置。スマホが機器からの電波を捉えられなくても、各所の固定受信機が捉えれば、どの受信機かを画面上に表示し、大まかな場所が分かるようにした。機器はお守りなどに入れてもらうことを想定、2、3年後の実用化を目指す。【共同】

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