早朝からずらりと並んだ干し柿の手入れをする上野耕太郎さん=佐賀市大和町松梅

 佐賀市大和町松梅地区に点在するハウス内に、鮮やかなオレンジ色の“柿のカーテン”が姿を見せている。甘い香りを漂わせながら、年末の出荷を待っている。

 九州でも有数の専業で干し柿を扱う上野耕太郎さん(70)は、夜明け前からつるした柿の手入れに大忙し。1カ月間天日干しして、12月25日から約10万個を九州一円に出荷するという。

 柿は今月上旬から収穫を始めたものの、水分を落とすための寒風が吹かず、気をもむ毎日に。20日すぎにようやく冷え込み、急ピッチで柿をつるす。ここ数年は冷え込む時期が遅く、干し柿が出来上がるのは出荷直前になるという。

 「できたてを届けられる半面、作業期間が短く、まさに猫の手も借りたいくらい。一長一短かな」と上野さん。2016年も残り1カ月。正月の縁起物を待つ消費者のため、休む間もなく作業に明け暮れる。

                    

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