新人戦を制した龍谷。MF横山太一(中央)は攻守の要としての活躍が期待される=佐賀市北川副町の同校サッカーグラウンド

 第56回佐賀県高校総合体育大会が6月1日から5日間、県内各地で開かれる。三重県など東海4県を主会場に開かれる全国総体出場を目指し、30競技31種目に50校から7284人が出場。1日の総合開会式に先立ち、サッカー男子1回戦4試合は27日に行われる。各競技の展望、有力チーム、選手を5回にわたり紹介する。

サッカー 男子、龍谷軸に混戦必至

 【男子】36チームが出場。優勝争いは新人戦を制した龍谷、同準優勝の佐賀東、佐賀商、佐賀北などによる混戦が予想される。

 龍谷は後藤嵩裕と横山太一の両MFが中盤を支える。横山は相手ボールを巧みに奪い、後藤は豊富な運動量を生かして前線に顔を出す。2トップの寺坂洸希と竹島海太はシュート力があり、果敢なプレスで相手DFに圧力をかける。

 3連覇を目指す佐賀東はGK宮崎健成の正確なフィードから攻撃につなげる。主将のDF内藤俊介が声を出して最終ラインをまとめ、冬の全国選手権で主力として活躍したMF寺崎敦彦が果敢なドリブルで攻撃をけん引する。

 佐賀商はDF内山田広輝が空中戦に強く、MF松瀬啓斗が豊富な運動量で中盤を支える。FW内山田太輝はスピードに乗ったドリブル突破で相手ゴールに迫る。

 佐賀北は空中戦に強い主将のDF重松佑飛、万能型の麻生竜ノ介が堅守を支える。FW中島慶太が中盤で変化を生み出し、MF佐々木和希、FW田中航生が得点に絡む。

 新人戦で8強に入った佐賀学園、唐津商、北陵、鹿島も全力を尽くす。

 【女子】神埼、武雄、佐賀女子に加え、佐賀学園が初出場。9連覇を狙う神埼が優位に立つ。

 神埼はボランチやセンターバックを担う吉田有李とミドルシュートが武器の池田真菜が攻守の要。運動量豊富な主将の佐々木雪恵がチームをまとめる。

 

テニス 女子、致遠館と佐賀商競る

 【男子】28チームが出場。優勝争いは2連覇を狙う早稲田佐賀と昨秋の県新人大会を制した致遠館が中心になりそう。早稲田佐賀は南東北総体に出場した半藤伯馬や4月の選手権でシングルスを制した1年生エース菊池翼がチームを引っ張る。致遠館は新人大会で単複ともに制し、選手権で単複準優勝の岡村宙海を軸に頂点を狙う。

 【女子】23チームが出場。致遠館と佐賀商を軸にした展開が予想される。致遠館は昨年度のインターハイや全国選抜を経験したメンバーがそろう。新人大会と選手権のシングルスで準優勝した中村友紀、同2大会で4強入りした原口紗綺、新人大会シングルスを制した古賀里奈らが中心。佐賀商は選手権でシングルス優勝の香月優里奈や同大会ダブルスで香月と組んで準優勝した橋冨麻香が躍進の鍵を握る。

 

ソフトボール

 【女子】8チームが出場。昨年全国総体8強の佐賀女子に「鹿島」や佐賀東、唐津商などが挑む。

 佐賀女子は3月の全国選抜を一人で投げ抜いた2年生右腕の中村美留が急成長。昨夏エースの右腕中村朱寿も調子を上げている。打線は俊足巧打の主将山口未葵、長打力が光る古賀日和が引っ張る。

 4月の県春季大会準優勝の「鹿島」は2年生左腕多良若菜の粘投に期待。同大会4強の佐賀東、唐津商も粘り強い戦いで上位を目指す。

 

ラグビー

 43年連続の優勝を目指す佐賀工に鳥栖工が挑む。ことしの佐賀工は攻守にテンポの速い展開ラグビーが持ち味。突破力が武器のWTB水間夢翔やパスワークが光るSH山田航平らを中心に得点を重ねる。鳥栖工は果敢なタックルで食らい付き、一矢報いたい。

 

ボート

 【男子】唐津工、唐津西、唐津東、早稲田佐賀が出場する。シングルスカルは県新人大会を制した早稲田佐賀の小林峻平と唐津工の畑津銀次が激しく競り合う。

 【女子】唐津商、唐津西、唐津東、早稲田佐賀が出場。シングルスカルは県勢で唯一、全国選抜に出場した桐原初菜(早稲田佐賀)がリードし、唐津東の北村莉子、田中鈴香が後を追う。

 

空手道

 【男子】個人形は切れのある技で昨年11月の九州大会・九州北ブロックで2位になった馬場海星(龍谷)が頭一つ抜けた存在。同組手は佐賀東の樋渡夏唯と杠蓮を中心とした戦いになりそう。団体組手は龍谷と佐賀東に勢いがある。

 【女子】個人形は県選手権で2連覇を果たした瀬戸口楓子(唐津西)と準優勝の久保田ゆきの(佐賀女子)が有力。同組手は和智まおか(同)と古賀蒔白(鳥栖商)を軸に争う。団体組手は2年ぶりの王座奪還を狙う佐賀北を軸に混戦が予想される。

 

弓道

 【男子】県内主要3大会のうち、昨年9月の新人大会と11月の選手権で優勝した唐津商と、4月の春季大会を制した神埼を中心にした優勝争いが予想される。新人大会と春季大会で3位の早稲田佐賀も力がある。個人は11月の九州大会で優勝した唐津商の坂井友哉に期待がかかる。

 【女子】唐津東が新人大会、武雄が選手権、致遠館が春季大会をそれぞれ制し、混戦が予想される。新人大会と春季大会で準優勝した早稲田佐賀や、選手権2位、春季大会3位の鹿島実も上位をうかがう。

 

※おことわり 4月に再編された鹿島、鹿島実、白石、杵島商、嬉野、塩田工の2・3年生の単独チームでの出場は従来の学校名で表記し、合同チームでの出場は「鹿島」「白石」「嬉野」とカッコ付きで表記します。

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