福島県内の地図を示しながら、魅力を紹介する担当者(奥)=佐賀県庁

 修学旅行などの教育旅行を通じて福島県の魅力を知ってもらおうと、キャラバン隊が24、25日の2日間、佐賀県教委など11カ所を訪れた。同県は東日本大震災と原発事故以降、風評被害などで来訪校が減少し、現在も震災前の6割程度にとどまっているという。

 九州各地へのPR活動の一環で訪れた。2016年度から、修学旅行先に福島県を選ぶ佐賀県内の高校はゼロとなっているという。

 同県では、歴史・文化体験のほか、各施設でいろいろな取り組みを行っている。福島の現状や放射線・環境問題を、体験型の展示で学ぶ「福島県環境創造センター交流棟」(コミュタン福島、16年開設)のほか、震災の体験談を語る「語り部」の同行、スキーと震災学習を組み合わせたプランがあることなどを紹介。九州の学校には、バス1台当たり15万円が補助される制度があることにも触れた。

 高校や旅行会社を訪問した、福島県観光物産交流協会の佐藤靖典さん(55)は「福島には学ぶ素材がたくさんある。県外の子どもたちが来てくれることは、復興の実感や喜びにつながるので、ぜひ多くの人に来ていただきたい」と話した。

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