7月から入館料を無料にする「うれしの茶交流館チャオシル」=嬉野市嬉野町

 佐賀県嬉野市は、嬉野茶の観光施設「うれしの茶交流館チャオシル」の入館料を7月1日から無料にする方針を決めた。来館者数が伸び悩み、4月のオープンから2カ月での方針転換となった。無料で入場できるようにする代わりに、入館後の体験料の一部を値上げする。料金改定に伴う条例改正案を6月議会に提出する。

 チャオシルの入館料は現在、大人300円、小中学生150円。市によると、オープン初日の4月1日は無料で入場でき、計2017人が来館した。4月2日から同30日までは653人、5月1日から23日までは1260人だった。

 市が見込む年間2万人の来館者数を達成するためには、1日平均約55人が入場する必要があるが、初日やゴールデンウイークの無料期間(9日間)を除くと25人にとどまっていた。

 大型連休の無料期間だけで算出すると、1日平均120人が来館していたため、市は「まずは気軽に中へ入ってもらいたい」と入館料の無料化を決めた。

 チャオシルの年間の運営費は2787万円で、このうち約1800万円を入館料や体験料などの収益で補うとしていた。そのため今回の改定で体験料の一部は引き上げ、1人100円だった「お茶の入れ方教室」は300円に変更する。600円の「手もみ体験」は、手いりや手もみなどもできる「釜いり体験」に組み込んで1千円とする。

 収益目標や、2万人の見込み来場者数の変更はしない。市うれしの茶振興課は「多くの人に中を見てもらう仕組みを整え、体験料で収益を上げていきたい」と話している。

このエントリーをはてなブックマークに追加