福岡市東区の佐賀銀行箱崎支店に盗み目的で侵入したとして、男3人が逮捕、起訴された事件で、現金3千万円を用意するよう事件4日前に支店に連絡があったことが29日、捜査関係者への取材で分かった。現金は実際に用意された。福岡県警は、3人を含むグループの誰かが窃盗を容易にするために、正当な理由を装い連絡したとみて調べている。

 建造物侵入罪で起訴されたのは佐賀県武雄市の造船所作業員田中晃一被告(32)らで、8月8日に職員専用の出入り口を解錠して支店に侵入したとされる。

 捜査関係者によると、持参したバールで金庫を破壊して現金を盗む計画だった。途中で警報機が作動し窃盗被害はなかったが、事前に連絡を受けた支店は3千万円を金庫に保管していた。

 佐賀銀行では、10月に福岡市城南区の干隈支店で現金数千万円が盗まれる事件も起きている。福岡地検は同僚宅から同支店の鍵を盗んだとして、窃盗罪などで元行員の男(42)を起訴。県警は他に実行役がいたとみて捜査を続けるとともに、2支店の事件の関連を調べる。【共同】

=佐賀銀行多額窃盗事件=

【関連記事】
佐銀支店で高額盗難、行員関与か 福岡県警
福岡の佐銀支店侵入 暗証番号入力、解錠か
佐銀の頭取陳謝、行員を処分 説明は事件全容解明後に
佐賀銀行元行員、同僚宅から支店の鍵窃盗か

このエントリーをはてなブックマークに追加