碁盤を見つめて集中する男子の決勝戦=佐賀市の日本棋院佐賀中央支部

信州総文への切符をかけた予選大会=佐賀市の日本棋院佐賀中央支部

全国大会で団体戦に出場する早稲田佐賀高校1年の古川恭正さん(左)と個人戦に出場する同校2年の別府拓朗さん=佐賀市の日本棋院佐賀中央支部

鹿島高校のメンバー。左から染川千晴さん、中島朱理さん、坂田万美さん、坂田久美さん、池田琉那さん=佐賀市の日本棋院佐賀中央支部

 囲碁部門は来年7月27、28の両日、鹿島市の鹿島高校を会場に開かれる。47都道府県から個人戦に男女1人ずつ、団体戦に1チームが参加する。1日目に4局、2日目に2局を行い順位を競う。

 開催予定地の鹿島は、囲碁の名人「碁聖」と称された平安時代の僧・寛蓮(かんれん)の出身地。15年続く小学生の囲碁教室「ヒカルの碁スクール」でルールや仲間の大切さを教えたり、今年31回目になる碁聖寛蓮鹿島囲碁大会を開くなど囲碁を通じたまちづくりも行っている。

 全国大会で強豪に挙げられる東京、大阪、愛知などは棋院でプロの棋士から直接指導を受けるメンバーが顔を連ねる。総文囲碁部門の担当は「今まで佐賀では運動部が目立ってきた。地域の人に囲碁に興味を持ってもらうきっかけになってくれたら」と、ハイレベルな熱戦に期待する。

 

【信州総文祭県予選】男子・別府さん(早稲田佐賀2)女子・坂田久美さん(鹿島3)連覇

 総文祭の県予選となる県高校春期囲碁大会は3日、佐賀市の日本棋院佐賀中央支部で開催。男子はトーナメント戦、女子は総当たり戦を行い、男子は早稲田佐賀高2年の別府拓朗さん、女子は鹿島高3年の坂田久美さんがどちらも2連覇を達成し、8月に長野県である信州総文祭への切符を手にした。

 別府さんは昨年、みやぎ総文では15位前後の成績だったという。県予選の2日前にあった大会では予選通過できず、不調が心配されたが、この日は晴れて県代表に輝いた。棋院を訪れて対局するほかは、日々長時間の練習には取り組まず、囲碁と“自然体”で向き合うが、「今年は3位までに入りたい。でも気持ちは優勝を目指す」と語る。

 女子個人優勝の坂田さんが所属する鹿島高囲碁同好会は週2回日本棋院鹿島支部で、週1回は校内で活動する。同好会は3年前から棋院で練習を始めたが、当時大会成績は下から数えた方が早かった。悔しさをバネに励み、昨年ごろから大会で上位入賞するようになった。「実力が伸びたと実感している」と坂田さん。3年生が抜けたら部員は現1年生が1人になるが、「あまり焦らず、楽しむことを第一に」と陰から応援する。

 男女、高校を問わず混成チームで臨む団体戦には、上位者の規定により団体戦への出場を選択した坂田久美さんと古川恭正さん=早稲田佐賀1、藤村勇斗さん=東明館高2=が代表となる。総当たり戦準優勝で、個人戦佐賀県代表として臨む坂田万美さん=鹿島高3=は久美さんと双子の姉妹でもある。万美さんは全国大会を一つの区切りと考えており、「対局で人より多く負け、悔しさがあってここまできた」と信州総文祭で全力をぶつける。

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