2020年の東京五輪・パラリンピックに合わせてオランダのウオーキング愛好家らが来日するイベントに関して覚書を締結した山口祥義知事(右)と実施団体のエミール・テルモント代表=佐賀県庁

視察に訪れたウォーク・チャレンジ・ジャパンの一行と村上市長(右から5人目)ら=嬉野市役所

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、オランダから日本を訪れてウオーキングや観光を楽しむイベント「ウォーク・チャレンジ・ジャパン2020」のルートに、佐賀県内が入ることが決まった。実施団体は、江戸時代に砂糖を運んだ交易路として知られる「シュガーロード」などに関心を示しており、両国の交友を色濃く残す地域を歩きながら新たな親睦のきっかけにする。具体的な行程を来年4月までに詰める。

 佐賀県が東京五輪・パラリンピックで、オランダのホストタウンを務める縁からルート候補地となった。催しは2008年の北京五輪を皮切りに、10年にイスラエル、12年に英国で開いた。毎回数百人規模のオランダ人ウオーキング愛好家が参加しているという。

 東京五輪・パラリンピックでは250人以上の来日を想定。詳細は未定で、長崎を出発して佐賀、奈良を巡り、富士山を望みながら東京へと至る18日間を検討している。

 実施団体代表のエミール・テルモントさんらが21、22の両日、嬉野市や佐賀市のオランダハウスなどを視察した。県と実施団体は県内にルートを設ける覚書を結んだ。エミールさんは「オランダは平らな場所が多いが、佐賀はちょっとした坂があってウオーキングに適している」と感想。「スポーツに関係する人だけでなく、地域の子どもたちも一緒になって交流できれば」と語った。

 応対した山口祥義知事は「皆さんの素晴らしい活動を知り、佐賀を歩いてほしいと熱望していたのでうれしく思う」。嬉野市の村上大祐市長は「東京五輪の開催でつながることができて喜ばしい」と歓迎した。

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