固定翼ドローンを操縦するオプティムの社員ら=白石町の六角川河川敷付近

■補助金支払い遅れ解消

 白石町で、固定翼ドローンを使った農地の空撮が行われている。これまで、町の職員らが農家などとやり取りして確認していた麦の作付け面積を空撮することで、作付けの状況を画像データで把握、業務の効率化につなげる。確認作業によって生じていた、農家への補助金の支払いの遅れを解消する狙いもある。

 ドローンの活用は、業務効率化を目指すモデル事業で、白石町内に離着陸場所を4カ所設け、町内約85平方キロメートルを空撮している。4Kカメラを搭載したドローン(横幅4・2メートル)は、高度150メートル以下を飛行、20~40分ほどの飛行を1日6回ほど実施し、数千枚の写真を撮影する。

 町はこれまで、町内の農家に対し、国が進める経営所得安定対策の二毛作助成を行ってきた。ただ、麦の作付け面積の把握に時間がかかり、町が九州農政局佐賀県拠点に提出するデータの送信に遅れが発生。そのため、九州農政局から農家に直接支払われる補助金の支払いも遅れ、表作の米などの作付けに影響がおよんでいた。

 確認作業はこれまで、町の職員などが現地に足を運んだり、農家と電話でやり取りしたりして把握していた。空撮したデータは町が管理し、作業時間の短縮につなげる。

 空撮業務は、町が佐賀市のIT企業「オプティム」に委託している。白石町農業振興課は「まだ研究段階だが、画像データを使った効率化への第一歩になる」と期待を寄せる。

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