軽飛行機の前で握手する中山光吉社長(右)と都築美紀枝理事長=佐賀市川副町のエス・ジー・シー佐賀航空

 佐賀県佐賀市川副町の佐賀空港で、飛行機の操縦訓練事業などを手掛けているエス・ジー・シー佐賀航空が、第一工業大学(鹿児島県霧島市)のパイロット養成コースの飛行訓練を受託した。過密化が進む鹿児島空港から拠点を移し、航空会社などのパイロットを目指す3年生3人が来週から訓練を始める。佐賀航空で16日、協定を結んだ。

 第一工業大は2014年、在学中に操縦士資格を取得できるパイロットコースを航空工学科に開設した。3年生で実施している飛行訓練を佐賀空港に移し、二つの資格取得に取り組む。本年度は11人が佐賀で訓練する見込み。大学の飛行訓練を佐賀航空が受託するのは初めて。

 航空会社などで航空機を操縦する際に必要な「事業用操縦士」の取得課程から始め、6カ月間で55時間を飛ぶ。訓練には佐賀航空が所有する軽飛行機を使い、新たな機体の購入も予定している。

 佐賀航空の中山光吉社長は「ここは訓練環境に恵まれている。安全第一で、飛ぶ学生を一人でも多く育てたい」と抱負を述べた。

 大学を運営する学校法人都築教育学園の都築美紀枝理事長は「これからパイロットの人材不足が深刻化する。この素晴らしい環境で、多くの若者にパイロットを目指してほしい」と期待を示した。

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