藻類ビジネスを手がける企業「ユーグレナ」(本社・東京)が14日から2日間、佐賀市で新入社員研修を行った。同社は佐賀市の下水浄化センター内で藻類の培養研究を続けており、新入社員たちは「バイオマス産業都市」を掲げる佐賀市のプロジェクト全体への理解を深めた。

 社名の「ユーグレナ」は藻類の名称で、大量に培養できればエネルギー問題や食糧問題の解決につながる素材として期待されている。佐賀市の研究拠点では、下水処理の過程で生じる二酸化炭素(CO2)や窒素、リンを用いた効率的な培養の研究を進めている。

 下水浄化センターであった研修には、新入社員ら11人が参加。同センターの西山功さんが、有明海のノリ養殖のために、冬場はリンや窒素を含んだ栄養価が高い状態で処理水を放出している工夫などを紹介した。

 ユーグレナの横山一樹エンジニアリング課長は「この施設が日本一のノリの品質を支えている。ノリも、ユーグレナも同じ藻類という点をしっかり知っておいてほしい」と語りかけ、新入社員の尺田一歩さんは「多様な技術の専門家が集結し、チームとなって取り組んでいる姿に感動した」と話していた。

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