製造業関係者を対象に、伊万里労働基準監督署が開いた緊急の労災防止講習会=伊万里市民センター

 伊万里労働基準監督署(川浪盛雄署長)は28日、管内(伊万里市と有田町)で製造業の労働災害発生が増加していることを受け、製造業関係者を対象に緊急の労災防止講習会を開いた。特に経験年数の浅い若手労働者の労災が目立ち、安全衛生教育の徹底を呼び掛けた。

 同署によると、今年の休業4日以上の労災発生件数は10月末現在の速報値で83人で前年同期を13人上回っている。特に製造業は35人で前年を14人上回り、厚労省が定める第12次労働災害防止計画期間(2013~17年度)で最悪ペースとなっている。

 講習会には事業所の安全衛生担当者ら57人が参加した。川浪署長は経験3年以下の未熟練労働者が過半数を占める実態を挙げ、「団塊世代の大量退職後、安全について教えられる人が少なくなったことも大きい」と分析。溝上浩利地方産業安全専門官は「職場にはさまざまな危険があることを理解させ、意識を高めることが大事」と語り、若手向けの安全衛生教育のポイントを説明した。

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