九州新幹線長崎ルートの嬉野温泉駅(仮称・画面左上)の西側に移転新築される国立病院機構嬉野医療センターの完成予想図(提供)

 九州新幹線長崎ルート開通に合わせて移転新築する国立病院機構嬉野医療センターが29日、嬉野市に新設される嬉野温泉駅(仮称)の西側に着工した。2019年5月末に完成予定。県西部や長崎県の一部も担う医療拠点となるほか、嬉野市の新たなまちづくりで中核的役割を担う施設としても期待がかかる。

 建設地は国道34号沿いの土地区画整理事業区域のうち約3.85ヘクタール。鉄骨造(一部コンクリート充填(じゅうてん)鋼管構造)の地上8階・塔屋2階建てで、免震構造も備える。26診療科、424床(うち感染症病床4床)で現在と同規模を維持する。

 丘状のアプローチを備え2階にも出入り口を設け、国道側・新駅側のいずれからもアクセスしやすくする。外来の受付と関連の診療部門は2階に回廊状に集約し、患者の動線や分かりやすさにも配慮する。

 同日の安全祈願祭には、病院や施工関係者、市などから約100人が出席した。河部庸次郎院長は「多くの方々が注目し、期待されていることを肌で感じている。免震構造で地域の災害拠点病院としての役割も果たし得ると思う」と述べた。谷口太一郎市長は「嬉野のまちづくりの核となる施設が着工し、感激している。新幹線も開通すれば、これまで以上に広範囲に高度な医療を提供することになると思う」と期待した。

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