長崎市の長崎港岸壁近くの海に沈んだ乗用車から2人の遺体が見つかり、長崎県警は11日、佐賀県内の県立高の女子高校生(17)と熊本県山鹿市の無職の男(27)だったと発表した。2人は昨年8月ごろから行方が分からなくなっており、会員制交流サイト(SNS)を通じて自殺に関するやりとりをしていたことが判明。佐賀県警は今年3月に未成年者誘拐容疑で男の逮捕状を取り、指名手配をしていた。

 2人の遺体は10日午前、岸壁から約20メートル、水深約13メートルの海底に沈んでいた乗用車内から見つかった。司法解剖の結果、2人に目立った外傷などはなく、長崎県警は事件性は薄いとみている。車は男性の所有。

 佐賀県警人身安全・少年課によると、昨年8月21日午後に女子高校生の自宅で、父親が「今までありがとう」などと自殺をほのめかすような内容の手書きのメモ約10枚を見つけ、家族が県内の警察署に行方不明者届を提出。この日の朝まで女子高校生は家族と一緒にいたという。

 女子高校生の携帯電話などを調べた結果、男とSNSを介して知り合ったことが分かった。「自殺」をキーワードに昨年8月中旬に知り合い、行方不明になった同21日までに何度もやりとりしていた。それ以降はやりとりが減っており、県警は21日午後以降、8月末までに佐賀県内で直接会ったとみている。県警は今年3月上旬に男の逮捕状を取り、中旬に指名手配をしていた。

 女子高校生には不登校傾向はなかったといい、行方不明当時は県立高校2年だった。(協力・長崎新聞)

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