小型無人機ドローンを使った中継システムを導入した危機管理室=佐賀市役所

 佐賀市が新たに設けた「危機管理室」が8日、本格稼働した。小型無人機ドローンやタブレット端末を使って現場の状況をリアルタイムで撮影できるシステムを導入し、防災行政無線の放送スタジオなども1カ所に集約した。情報収集と発信の両面から、災害対応の迅速化を図る。

 危機管理室は庁舎の増築工事に伴い昨年11月、防災室を拡充して本庁2階に設けた。災害時に市長らが詰める災害対策本部の会議室には、大型モニターを備え、タブレット端末で結んだ災害現場の職員と直接、映像を見ながらやりとりできる。ドローン2機と、タブレット端末10台を配備した。

 市民向けに情報を発信する防災行政無線のスタジオや、全国瞬時警報システム(Jアラート)の受信機器も集約した。

 この日は、梅雨や台風シーズンの到来に備える訓練を実施し、担当部署や消防、警察関係者ら約60人が参加した。タブレット端末から映像を送るデモンストレーションもあった。秀島敏行市長は「さらに操作に熟練し、市民に頼られる行政を目指す。最近の災害は従来の想定を超えており、市民にも十分な備えをしてもらいたい」と話した。

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