佐賀県は、産科や小児科などの医師不足の改善に向けて、条件付きで返還を免除する奨学金の利用者を募集している。

 県が「県医師修学資金」として2005年から実施している。対象は全国の大学で小児科、産科、救急科、麻酔科の医師を目指す学生(4年生以上)と臨床研修医で、本年度は計4人を募る。奨学金は大学生が年額122万8千円、臨床研修医が150万円。貸与年数の1・5倍の期間、県内の公的医療機関の対象科で働けば返済を免除する。

 県医務課によると、これまで79人が制度を利用し、現在は小児科医11人、産科医11人、救急医10人、麻酔医4人の計37が県内で勤務している。医務課は「事業の成果と捉えているが、継続的な人材育成が欠かせない」と話している。県内の出生児1千人当たりの産科医数は9・7人(16年末現在)で、全国の11・6人を下回っているという。

 申し込み締め切りは31日。問い合わせは医務課、電話0952(25)7033。

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