原子炉容器にクレーンで差し込まれる燃料集合体(中央)=東松浦郡玄海町の玄海原発4号機原子炉格納容器

 九州電力は23日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)がフル出力に達したと発表した。今後控える国の検査に合格すれば、5月16日にも営業運転復帰となる見通し。4号機も燃料装填(そうてん)が進んでおり、鹿児島県の川内原発を含めた原発4基体制に向けた準備が大詰めを迎えている。

 九電によると、原子炉出力を23日夕から少しずつ上げていき、午後6時15分に約100%に達した。今後はフル出力での調整運転を続けながら、原発が正常に機能するか検査していく。5月15、16日に原子力規制委員会による使用前検査の最終チェックである5号検査のほか、16日の総合負荷性能検査に合格すれば、その日のうちに営業運転へ移行することになる。

 当初は4月5日にフル出力になる計画だった。しかし3月30日に2次系配管で蒸気漏れが発生し、対応に追われたため計画から約半月遅れとなった。

 またこの日、4号機の燃料装填の様子も報道陣に公開された。193体の燃料集合体のうち、午後1時の時点で約6割を超える127体が原子炉容器に入った。25日には作業を終え、原子炉容器組み立てや格納容器全体を検査し、5月24日にも再稼働する見通し。

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