準々決勝・伊万里-明豊(大分) 最後まで粘投した伊万里の主戦山口修司=福岡県の久留米市野球場

 第142回九州地区高校野球大会第3日は23日、福岡県の久留米市野球場などで準々決勝があった。佐賀県勢の伊万里は明豊(大分)に4-5で逆転サヨナラ負けし、4強入りを逃した。

 伊万里は終盤の好機を確実に生かして一時逆転したが、明豊の反撃を防げずサヨナラ負けした。

 3点を追う伊万里は七回、2死二、三塁から8番松尾の中前への2点適時打で1点差に詰め寄った。八回は2死から3番古賀の中前打などで同点とし、九回は9番山口修のスクイズでいったんは勝ち越した。

 主戦山口修は八回まで3失点でしのぎ、流れをつくったが、九回に連打を浴び力尽きた。

■強打明豊に山口修粘投

 持ち味の粘り強さを存分に発揮したが、最後は相手の強打に屈した。伊万里は終盤七、八、九回に4得点。昨夏の甲子園で8強入りした明豊をあと一人のところまで追い込みながら、サヨナラ負けを喫した。練習で意識してきた「一球の重み」を改めて痛感する試合となった。

 明豊に小刻みに点を奪われ、六回を終えて0-3。得点圏に何度も走者を背負いながらも、粘投を続ける主戦山口修司を援護しようと、打線が奮起した。

 七回2死から8番松尾拳志が鮮やかに2点適時打。勢いそのままに、八回2死から相手守備の乱れを突いて同点に追いつくと、九回は1死一、三塁から山口修が体勢を崩しながらもボールに飛びついてスクイズに成功。1点を勝ち越し、流れは伊万里に傾いた。

 ただ、明豊にも最後にチャンスが訪れた。先頭打者が単打で出塁し、2死二塁で1番へ。3番には昨夏の甲子園で本塁打を放った濱田太貴が控えていた。「濱田まで回したくなかった」と山口修。リズムが崩れ、高めに浮いた球を2者連続で右方向に飛ばされた。

 「最後のツメが甘くなってしまった」と捕手の梶山勇人。甲子園で大阪桐蔭に151球を投じ、今大会2試合もほぼ一人で投げ抜いた山口修は「この悔しさを夏に晴らす」と誓った。

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