遊歩道(左側)に堆積した砂を砂浜に戻す参加者。昨秋まで砂浜の高さは堤防(中央)より1メートルほど低かった=唐津市の西の浜

 唐津市の唐津里浜づくり推進協議会(中江章理事長)は21日、西の浜遊歩道に堆積した砂を取り除いた。昨秋の台風の影響などで堆積量が多く、辺りの砂浜の状況は一変。約60人が1時間半にわたって汗を流し、人力でできるだけの作業をした。

 唐津地区では昨年10月22日、超大型の台風21号の突風が吹き荒れ、衆院選の開票作業も遅れる影響が出た。西の浜には大量のごみが漂着し、湾奥部の砂浜の砂が堤防側に吹き上げられ、砂浜と堤防の1メートルほどの高低差がなくなっている。

 遊歩道の広場付近で作業し、砂を波打ち際に移した。半分埋もれていた広場は姿を見せたが、高低差がない状況は変わっていない。奉仕活動を知り、加わった近所の大谷賢二さん(69)は「皆さんに感謝」と感激しつつ、「景観を守るには砂の飛散防止など根本的な解決がいる」と行政に注文を付けた。

 同協議会は海辺空間の利活用やにぎわいづくりを目指す団体の集まりで、例年、海・浜開きの前日に砂除去をしている。

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