3選を決めて、万歳三唱する樋口久俊氏(中央)。右は妻の愛子さん=22日午後10時9分、鹿島市の高津原コミュニティーセンターかんらん

 任期満了に伴う鹿島市長選は22日に投開票され、現職の樋口久俊氏(72)=2期・音成=が7776票を獲得し、新人で前市議の中村一尭氏(33)=納富分=を752票差で破り、3度目の当選を果たした。投票率は61・61%で、前回の2014年を2・28ポイント上回った。

 当選した樋口氏は「これまでで最も厳しい戦いだった」と述べ、「身が引き締まる思い。市民の幸福度にしっかりと貢献していきたい」と意欲を見せた。

 樋口氏は、2期8年の市政運営で力を注いできた国や県、近隣市町との信頼関係づくりや、市民交流プラザの整備などの実績を強調してきた。「鹿島創生の加速」をスローガンに、有明海沿岸道路の延伸や農業後継者を支援する制度づくりなどを公約に掲げた。市内の有力企業や農漁業団体の推薦を取り付けて基盤を固める一方、選挙戦では連夜、各地区で演説会を開いて票の掘り起こしに努めた。

 中村氏は市の停滞感を指摘し、若さと行動力を前面に出して刷新を呼び掛けた。政策面では、ふるさと納税の大幅な増収を目指し、高校生までの医療費助成や小中学校の給食費無償化など、子育て支援の充実を図ると主張した。高齢者の交通支援も掲げ、街頭演説を重ねて草の根選挙を展開したが、及ばなかった。

 当日有権者数は2万4247人(男1万1197人、女1万3050人)。

 

鹿島市長選得票

(選管最終)

当7,776樋口 久俊72無現

 7,024中村 一尭33無新

(無効 136)

 

樋口(ひぐち) 久俊(ひさとし)(72)無 現

 藤津農業振興連絡協議会長(農水省農産園芸局長、畜産局長)東京大卒、音成 当(3)

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