新サービスを発表したヤマト運輸の片山博樹九州支社長(右)と大分交通などの関係者=17日、大分市

 空港で荷物を預け、そのまま手ぶらで観光できます―。宅配大手のヤマト運輸と大分交通(大分市)は17日、大分空港(大分県国東市)で預かった旅行客の荷物を路線バスと配送車で宿泊先まで即日届けるサービスを18日から始めると発表した。外国人客の旅行の自由度を高めるとともに、収益増につなげる狙い。

 朝に到着する韓国便の乗客の利用を想定している。バスに乗車しなくても利用でき、同県別府市全域と大分市中心部の宿泊施設が対象。料金は荷物の大きさに応じ1個千~1300円。バスの乗車代金は別途かかる。

 空港の専用カウンターに荷物を預けると、大分交通が空港から大分市方面に運行するバスに載せてヤマト運輸の物流拠点まで運び、そこから配送車で宿泊先へと運ぶ。

 韓国航路の拡充を追い風に、大分空港の2017年度の国際線利用者数は前年度比80・7%増の13万4574人だった。既存のバス路線で荷物も運ぶ「貨客混載」により運搬コストを抑えつつ、需要を取り込みたい考え。今後、配送対象エリアの拡大も検討する。

 ヤマト運輸の片山博樹九州支社長は「インバウンドの満足度向上に寄与したい」とコメントした。大分交通は「収益を地域のバス路線網維持に活用したい」としている。

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