バッキンガム宮殿で開かれた英連邦首脳会議の夕食会で、エリザベス女王にあいさつするカナダのトルドー首相(左)=19日、ロンドン(ゲッティ=共同)

 ロンドンのバッキンガム宮殿で開かれた英連邦首脳会議に出席した(左から)チャールズ皇太子、エリザベス女王、スコットランド英連邦事務局長、メイ英首相=19日(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英国のエリザベス女王は21日、92歳の誕生日を迎えた。国民から敬愛される女王は英国君主としてだけでなく、世界の国家元首として最高齢を更新中。負担軽減のため公務を徐々に減らしているものの、体調は良好のようで意気軒高だ。ここ数年誕生日は家族と静かに過ごしていた女王は21日、ロンドンでの祝賀コンサートにも姿を見せる。

 「父が始めた重要な仕事を皇太子が引き継ぐことを英連邦が決めてくれるよう心から望みます」

 エリザベス女王は19日、ロンドンのバッキンガム宮殿で開かれた英連邦首脳会議で、53カ国を束ねる英連邦トップの地位を長男チャールズ皇太子に引き継ぎたいとの強い希望を明言、首脳会議は20日、これを決定した。

 1952年の父ジョージ6世の死去後、女王が66年間維持する重要ポスト。英国君主が必ず就く決まりはなく、人気がいまひとつのチャールズ皇太子以外の人物が選ばれるのではないかとの観測が出ていた。

 女王は昨年11月の戦没者追悼記念日の式典を高齢のため建物のバルコニーから見守り、慰霊碑への献花も皇太子が行うなど、重要公務の一部を皇太子に委ね順調な王位継承に備えてきた。

 とはいえ、今年2月のロンドン・ファッションウイークにサプライズゲストとして登場、4月22日のロンドン・マラソンではスターターを務める予定で到底92歳と思えない精力的な活動ぶりだ。

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