募金する買い物客に感謝の言葉を伝える高校生ボランティア=佐賀市のゆめタウン佐賀

 病気や災害などで親を亡くした子どもたちへの奨学金の資金を募る第96回あしなが学生募金が21日、全国で始まった。佐賀県内でも3年ぶりに活動を再開し、県事務局の学生と高校生ボランティアら約20人が佐賀市の大型店ゆめタウン佐賀で買い物客に協力を呼びかけた。

 募金活動は都道府県ごとに、学生が中心となって実施。佐賀県内は事務局のなり手がなく、2年間実施していなかった。今年は、鳥栖市の専門学校生坂本優香さん(19)が呼びかけ、活動再開につなげた。坂本さんは小学校の時に母親を病気で亡くし、あしなが育英会の奨学金に助けられて進学できたという。その感謝の思いから、自らが県事務局の代表となって準備を進めた。

 集めた募金は「あしなが育英会」に寄付し、日本国内への支援だけでなく、サブサハラ・アフリカの遺児が高等教育を受けるための奨学金にも使われる。また、あしなが育英会は今春から、従来の貸与型奨学金(無利子)に給付分を上乗せした新たな奨学金を導入している。坂本さんはそんな制度があることを多くの学生に知ってもらい、「進学の夢を諦めないでほしい」と話す。募金活動は22、28、29日もゆめタウン佐賀で行う。

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