子連れで議場から出てきたダックワース米上院議員=19日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】米上院は、議員が乳児を連れて議場に入ることを認めた。規則改正案が18日に満場一致で可決され、米メディアは「歴史的」と報じている。母親と議員の仕事を両立させたいとのダックワース上院議員(50)=民主党=の思いから実現した。下院は、子連れ出席を以前から認めている。

 ダックワース氏は今月、次女を産み、米国で初めて在職中に出産した上院議員となった。イラク戦争で両足を失った元軍人としても知られるダックワース氏は19日、ピンクの帽子をかぶった次女と共に議場に姿を見せた。

 規則改正を巡っては、泣き声などが議事進行の妨げにならないかとして「議場に乳児が10人いたらどうなる」と困惑する声もあった。ダックワース氏を応援した有力女性議員は「それはそれで、楽しいことじゃないですか」と理解を求めた。

 日本では昨年、熊本市の緒方夕佳市議が乳児を連れて議場に入り、議事進行を妨げたとして厳重注意を受けた。市議会は今年3月、会議規則改正案を可決し、子連れ出席は事実上認めない内容を明文化した。

このエントリーをはてなブックマークに追加