旧呼子中学校跡地に移転新築し、来年4月に開館する呼子公民館の完成イメージ図。体育館と奥のプールは中学校で使用していた施設(唐津市提供)

5歳児の保育料軽減 唐津市

 唐津市の一般会計当初予算は674億4475万円で、市長選直後で骨格だった前年度当初比6・2%増となった。昨年6月の補正後との比較では2・1%増。子育てや教育など峰達郎市長の公約の一部が予算化されている。

 予算要求時には義務的経費と投資的経費を除いた「一般行政経費」で前年補正後比2%削減が呼び掛けられた。実際は当初比で0・9%の削減となったが、こうして新事業に充てる費用を捻出している。

 「保育料負担が大きな世帯に対し、1人当たり月額上限1万円以内」の公約は5歳児で軽減策を実施。幼児教育・保育の無償化を目指す国に先駆け、2787万円を計上した。「全教室にクーラー導入」は、来年度に導入する中学校6校(中学校は全18校)の実施設計591万円。農漁業の「担い手育成、後継者への積極的な助成」では親元への就業者支援を始める。

 歳入は自主財源比率が1ポイント減の32・2%。過去最高だった昨年度のふるさと寄付金(43億円)は経費を差し引き、約11億円(前年度約5億円)が財源となった。一方、依存財源の地方交付税は市町村合併から11~15年間の段階的な縮減措置で約4億6千万円のマイナスとなっている。

 3月議会で機構改革案が調整不足で先送りになった。予算執行上の問題は現状ではないようだが、施策をしっかり前に進める組織として提案された経緯があり、早急な再提案が待たれる。

 ◇主な事業◇旧呼子中跡地への呼子公民館の移転新築=7億645万円▽保育人材確保事業=9932万円▽高齢者の運転免許証自主返納者支援事業=477万円

歳入の6割原発関連 玄海町

 一般会計当初予算に前年度比約10%減の69億2300万円を計上した。昨年度に福祉施設の整備事業が終わったことが支出を抑えた要因だ。7月末に町長選を控えるが、岸本英雄町長は「しっかり1年分の予算を組んだ」としている。

 歳入では、原発関連の税収や交付金が41億5千万円に上る。前年度から約15%減したが、全体の約6割を占める。また町は昨年度、23年ぶりに地方交付税の交付団体に転じており、交付金3千万円を見込む。

 4月から運行している町民無料のコミュニティーバスの委託料937万円、玄海海上温泉パレアでの温泉掘削事業に2億9924万円などを主な歳出にしている。

 ◇主な事業◇コミュニティーバス事業=937万円▽海上温泉パレア温泉掘削事業=2億9924万円▽町道長倉藤平線橋梁整備事業=6億1273万円

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