大学合格を喜ぶ受験生(左)と竹内さん=佐賀市の同塾

 現役の佐賀大医学部生が始めた学習塾「医大塾」が軌道に乗ってきた。昨年11月に塾を法人化。医師国家試験の採点サイト運営に関わるなど活動範囲を広げ、初めての大学受験を迎えた塾生は10人中9人が志望校に合格した。

 医大塾は昨年5月、医学科5年の竹内翔祐さんが起業、医学科生を雇い、約80人の個別指導に当たっている。昨年11月、竹内さんがバイトでためた400万円を資本金に株式会社「NOIE(ノイエ)」を立ち上げた。「自分が医者になっても塾が継続できるように考えた」と竹内さん。

 今年2月の医師国家試験の際には、受験者向けの採点サイト運営に携わった。医師としての研修先は決まっているものの、試験当日から合格発表までに1カ月以上あるため、合否が分からず、新生活に向けた準備ができずにいる受験生は多く、採点サイトのニーズは高い。すでに医療系の大手3社が同様のサイトを開いていたにもかかわらず、約6千人が利用した。

 また、今年は塾生10人が大学受験に臨み、北九州市立大外国語学部や佐賀大学農学部などに合格した。慶応大学看護医療学部に合格した樋渡文香さん(18)は「年齢が近く質問しやすい。じっくり時間をかけてもらえた」と医大塾に通った感想を語った。竹内さんは「来年は医学部志望者がいるので合格させたい」と意気込む。

 同塾は、卒業生が出たため新たな受講生も募集している。

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