優しい表情を浮かべた人形が並ぶ会場。手前は神屋宗湛の人形=唐津市南城内の旧大島邸

 博多人形の作品展「白肌の伝統美」が、唐津市南城内の旧大島邸で開かれている。伝統工芸士の二代目西頭哲三郎さん(70)=福岡市早良区=が手がけた歌舞伎物や能物、縁起物など約100点を並べる。21日まで。

 土で作った人形を素焼きし、天然顔料で着色するのが特徴。滑らかな白肌は、貝殻を原料にした胡粉(ごふん)で仕上げている。着物部分に顔料の粉を振りかけ、布のような質感を出している作品もある。

 博多の豪商・神屋宗湛の人形は、1枚の肖像画からこしらえた。夏に着る薄衣は、顔料の粉の量を少なくすることで、下に着る着物が透けて見える様子を再現している。妻の栄子さん(61)は「めったに展示会には出さない作品。邸宅の雰囲気とよく合った人形を見に来てほしい」と話している。

 開館は午前10時から午後4時まで。入館料100円、小中学生50円。水曜日は休館。

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