2023年に県内で開催される全国障害者スポーツ大会を見据え、新たに発足した県ボッチャ協会のメンバー=佐賀市の勤労身体障害者教養文化体育館

 2023年に国民体育大会(国体)と共に県内で開催される全国障害者スポーツ大会(全障スポ)を見据え15日、障害者スポーツ「ボッチャ」の県協会が発足した。出前教室や指導者の養成など普及活動に取り組む。障害の有無に関わらず、誰もがスポーツを楽しめる環境作りに尽力する。

 ボッチャは重度脳性まひ者や四肢重度機能障害者向けに生まれた競技。カーリングに似ており、赤と青の球を交互に6球ずつ投げ、コート上の目標球により近づけた方が勝者となる。16年リオパラリンピックでは日本代表が銀メダルを獲得、全障スポでも21年から正式種目となる。

 県内でも嬉野市などで大会が開かれているが、レクレーションとしての要素が強い。県協会の今井康太事務局長は「競技人口も把握できていないのが現状」と説明。審判員も今井事務局長含め、県内に3人しかいないという。

 全障スポの開催前に、県内の体制作りの必要性を感じた今井事務局長や、西九州大健康福祉学部の山田力也准教授が中心となって県協会の立ち上げを進めてきた。本年度は指導者育成の研修会をはじめ、県外の大会にも選手を派遣する。

 協会の初代会長に就任した小原健史会長(佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター)は「23年の全障スポでも『特にボッチャがすごかった』と言ってもらえるよう盛り上げていきたい」と意気込む。

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