野口敏雄・上峰町教育長

 上峰中校長を3月で定年退職し、4月から上峰町教育長に就任した。「上峰は自然に恵まれて住みやすい町。郷土を愛して社会に尽くせるようなたくましい人間を育てるため、さまざまな施策に取り組みたい」と意欲を見せる。

 22歳のころから同町内に住んでいるが、上峰中での勤務は校長を務めた2年間が最初で最後。「短い期間だったが、生徒は純粋で先生も協力的。いい時間が過ごせた」と振り返る。特に思い出に残るのは、式典や集会における「起立」「礼」などの号令を廃止したこと。生徒は自分で考え行動するようになり、集中して式に臨むようになった。

 退職後は「広い地球を感じたくて、南の島への移住を考えていた」と笑うが、悩んだ末に教育長就任を引き受けた。「人と人との温かいつながりがある上峰町の良さを後世にもつなげていくために力になりたい」と思ったからだ。県学校教育課など教育行政に14年間携わった経験も生かしていくつもりだ。

 忙しい時間の中、映画鑑賞で気分転換を図る。「何でも話を聞いてくれる私のカウンセリング犬」と話す愛犬「らん」との散歩も大切な時間だ。上峰町堤。

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