福島寛人・小城署長

 熊本県天草市から2歳の頃に移り住んだ多久市、小城市を所管する。3月15日付で着任、署員105人にこう訓示した。「勤務地を愛し、仕事の土台となる家族を大事にしよう」

 この春、署員の4割が入れ替わり、警察官になって5年以内の若手が2割を占める。後進の育成を課題に挙げる一方、口癖は「足らざるを自ら補う努力を」。あくまで署員の主体性を重んじる。

 長崎自動車道の自動料金収受システム(ETC)専用インターチェンジが小城市にでき、1日から供用が始まった。今年に入り管内の人身事故は前年よりやや減少しているものの、「人の動きが大きく変わる可能性がある」。交流人口の増加に期待を寄せ、治安維持の使命を改めて感じる。

 小城高卒。1979年に警察官になり、県警本部で捜査部門を長く経験した。管内を「育ててもらった故郷」と慕いつつ、「捜査など警察力の向上には地域の協力が不可欠」。歴史や文化にも向き合い、心を通わせる。

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