軽減税率やインボイス制度を説明した元静岡大学教授で税理士の湖東京二さん=佐賀市の市立図書館

 県商工団体連合会が15日、佐賀市で「消費税学習会」を開いた。元静岡大学教授で税理士の湖東京至さん(東京都)が、軽減税率や適格請求書等保存方式(インボイス制度)について説明した。

 来年10月の消費税増税に合わせた食品などにかかる軽減税率について、湖東さんは「食品を運ぶためのガソリンの値段が上がる。食品もこれまで通りの値段でいけるとは限らない」と指摘した。

 2023年10月に導入予定のインボイス制度では、課税の透明性を表すために、小売店などが仕入れにかかった消費税額を記録する。湖東さんは消費税を納める課税事業者の記帳が複雑になるとし、「課税事業者は免税事業者からの仕入れ額が年間の売上高から引くことができなくなる。課税事業者の納税額が大きくなるため、免税事業者との取引が少なくなるのでは」と述べた。

 学習会には中小企業経営者など約50人が参加。同連合会古川勝矢会長は「学んだ知識を経営に生かしてほしい」と話した。

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