敬徳高校の理事長に新しく就任した谷口太一郎さん=佐賀市天神の佐賀新聞社

 嬉野市長時代、市民との対話を一番大事にしてきた。「これからもやり方は同じ。教職員から生徒まで幅広く意見を交わしたい」。行政の現場で磨いた“対話力”を教育の現場で生かす。

 合併前の旧嬉野町長から嬉野市長へ。行政の長として計6期22年、かじ取り役を務め、2月4日の任期満了で退任。自らも予期せぬ学校理事長就任だったが、「敬徳の歴史と伝統を継承しながら、優しさを大切にする教育に取り組んでいきたい」と抱負を語る。

 敬徳高は就職率の高さや剣道や卓球などの運動部の活躍で、県内外からの入学者も多い。「校内だけでなく、県外の関係者や卒業生とも意見交換ができたら。楽しみな気持ち」と、新たな舞台での出発に胸を躍らせる。

 小学4年から始めた剣道はしばらく遠ざかっていたが、市長退任後に再開した。地域の少年クラブにも顔を出し、「子どもたちと場を共有することが大切」との思いを新たしている。嬉野市嬉野町下宿。

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