冷蔵保管施設の起工式であいさつするJAさがの大島信之組合長=佐賀市嘉瀬町

 JAさがが4月の機構改革で立ち上げた「青果物コントロールセンター」の冷蔵保管施設起工式が5日、佐賀市嘉瀬町であった。首都圏を対象にした販売戦略強化の一環。管内の果物や野菜を受け入れ、効率的に輸送することで、物流コストの抑制を図る。

 コメの低温貯蔵庫として使われていた既存倉庫の一部、約500平方メートルを改修する。庫内温度は青果物の管理に適した5℃に設定し、保管スペースや作業場、積み込み場などを設ける。工期は6月までで、8月の本稼働を予定する。

 人手不足などを背景に、輸送業界はこのところ運賃の値上げ傾向にある。コントロールセンターは、輸送費の値上がりによる農家負担増の抑制が目的。既存の集荷場からも従来通り出荷する一方、生産量の少ない品目や最盛期から外れて出荷量が少ない青果物はいったん集約し、トラックが満杯になるよう積み込んで東京や大阪、広島などの大消費地に効率よく輸送する。

 起工式のあいさつで大島信之組合長は、新たな施設が物流の拠点となることを期待し、「生産者の所得の向上に結びつけていかなければならない」と強調した。

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