受賞を報告する塩田東部土地改良区の池田理事長(中央)と村上市長(右)ら=嬉野市役所塩田庁舎

 嬉野市の塩田東部土地改良区が、全国土地改良事業団体連合会が実施する農業農村整備優良地区コンクールで、最高賞となる農林水産大臣賞を受賞した。農家の減少や高齢化が深刻化する中、同地区内の農地を法人化することで作業効率を上げるとともに、担い手の確保や農家の所得向上に向けた取り組みなどが評価された。同コンクールの受賞は、県内では3例目。

 同地区では、2015年3月に農業組合法人となる「アグリ三新」を設立、2017年3月までにさらに4つの法人を設立した。個人農家が別々で作付けしていたところを、法人化することで、品種ごとに農地を分けて集中的に作付けする「団地化」を可能にした。また、農地同士の境目にある「あぜ」を取り払うことで管理業務を一括し、作業時間を大幅に短縮する効率化を進めた。受賞の対象になった同地区の面積は147ヘクタールで、受益戸数は270戸。

 コンクールには、全国20地区から応募があった。同地区は、昨年12月に東京都でプレゼン、3月に授賞式があった。

 3日に、塩田東部土地改良区の池田博幸理事長らが嬉野市の村上大祐市長を訪ね、受賞を報告した。村上市長は「佐賀農業の大きなモデルになる。展望の開ける農業をしてもらうためにも拡大していければ」と激励。池田さんは「地域住民の理解の成果。農家のみなさんの努力が認められた」と喜びを語った。        

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